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6年生の進路

 全日程が終わっていないのですが、ちらほらと話が聞こえてきます。

 6年生達の中学の進路です。
 UN:1度会中 2:文岡中 3、8、25:港中 5、29二見中(ソフトボール部無し)10、18、27五十鈴中(ソフトボール部無し)です。

 越境はそれなりの理由が無ければできません。
 ただ、昨日伊勢市長に準優勝の報告に伺ったときに非常に喜んでくださって、この5人の進路を真剣に考えてくださって、「おじさん達が一生懸命考えるから心配しなくていいよ」と市議会議長と一緒に心強い言葉と、ねぎらいの言葉を頂きました。

 港中学校を囲むように二見中も五十鈴中もあります。
 越境できなくても何とかなる方法がありそうです。

 OGの中学1年生の3人のうち、2人は中3が引退して人数不足でソフトボールの試合が出来ません。
 男の子に混じって今日から軟式野球部だそうです。
 それもひとつの方法だと思います。

 勝負は高校、或いはそれ以上です。
 そこを目指している子供のためにも大人が環境つくりをしてあげなければならないと考えています。

 あらゆる方面の方々から、ねぎらいや感謝のお言葉を頂きます。
 祝賀会も皆さんからお声掛けしていただきました。

 こんなことを言ってはと思いますが、ソフトボール協会関係の方からは何もありません。
 この地区のソフトボールが発展しない理由のような気がします。
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中学生選抜

 昨日、午前中の練習を終えてから、三重県の中学生選抜のセレクション会場に向かいました。

 150人前後はくだらない大勢の中学生が参加しており、マシン打撃、ベースランニング、ノック等で指導者(先生)が、チェックしていました。

 いったい何をチェックしているのだろう?と思えるほど人数が多くて、きっと埋もれている才能がある選手もいるのではと感じました。

 やはり、名門中学校の選手は堂々としていてオーラがあったような気がします。
 自分達のこれまでの軌跡を否定せずに自信満々で挑んでいました。

 ウチの3人のOG1年生を応援に行ったのですが、ちょっとガッカリして帰ってきました。

 苦言を言うのは、応援しているから言うのですが、眼の輝きは全くありませんでした。

 技術的なことは、多くは言えませんが、小学生時代にライバルだった選手が素晴らしいプレイをしており、かつ、自信に満ち溢れていました。ここで、彼女達を見て奮い立たせて欲しかったのですが、全くその様相は見れませんでした。
 1年生達は仕方無い。6年生がこうならないようにしなければと感じてしまいさえしました。

 3人のOG1年生がこのブログを見てくれていたら、このまま埋もれていくのもあなた達の勝手。今からW中やM中の選手に負けたくないと奮起するのも勝手です。

 中学生達のプレイを見ていた6年生二人は、「来年の今頃にはここで1番になってみせる」なんて無謀なことを言っていました。
 思うのは勝手ですが、有言実行と言葉がありますが、自分の言葉に責任を持ってその目的に向かって努力して欲しいと思います。

 この中学生1年生の3人は、このレベルで終わる3人では無いと確信しています。
 あなた達の活躍を後輩達は期待しています。
 あなた達の後を後輩達は追っていこうとしています。

 いつでもグラウンドに来てください。
 技術よりも、まずは眼を輝かせてください。

 三重県№1の捕手、三塁手、二塁手になるために。

準々決勝

 準々決勝の相手は、東広島プリンセス。
 1週間前のびわこオープンの懇親会で監督さんとご一緒させていただいたが、非常にたくさんの引き出しをお持ちの方で、私と同じ野球上がりだが実績も考え方も素晴らしい方と認識した。

 やはり、指導者が凄いチームが一番嫌なわけで、初対戦であるのでどんなチームカラーかもよくわからなかった。
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 この試合あたりから、良い意味で緊張感が抜けてきて、選手の表情も良くなってきた。

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 捕手は非常に元気がよく、この選手を見て鍛えられているのが分かった。

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 今大会絶好調のミコト。
 上位打線が奮わない中、一人気を吐いて相手の牙城を崩すことに貢献した。

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 監督は、どんなことを考えているのか?
 ずっと気にしながら作戦を練っていた。

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 長い中断があった直後、ちょっとリードするとこういった緩慢なプレーをする。
 この選手は、集中しているときは素晴らしいが、それを持続することは出来ない。
 まあある意味では良いのだが・・・


 ずっとベスト8で対戦を望んでいたので、良かった。
 
 この試合をクリアできて、とうとう春夏ともに最終日まで残れたことに幸せを感じていた。
 これが落とし穴の始まりだったのかも?

岩手・花巻を振り返って

 ソフトボールマガジンが手に入って、見てみると準決勝からの記事が出ていた。

 あの6回の攻防を思い出した。もやっとボールが100個位落ちてきた気分になった。(古~)

 そこで、2回戦から準決勝までの写真を載せてみます。

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 長井レッドウイングス(山形県)
 監督さんもナイスガイな方で、選手も大きな子が結構揃っていた。
 この投手のシューズはスパイク?

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 パワー不足で、レギュラーにもう一歩だったハネちゃんが三安打と大活躍。

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 点差が開いたので、来年のためと投手陣を休ませるためにメイちゃん投入したが緊張からか大乱調で失点する。
 しばらく投手練習もさせていない監督の責任。
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 予定外でUN10を投入するもピリッとこない。
 極限の集中する場面とそうでない場面では雲泥の差。良いのか悪いのか・・・

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 いび川スイートフィッシュ。
 いつも原クラブさんと3チームで仲良くさせてもらっている姉妹チーム。

 全国のベスト16で対戦できたことが夢のよう。
 初回。2死2、3塁の場面でこの打者が捕手と一塁手の間に小フライ。
 反応の良い捕手は、飛びつくも取れない。そこにうるさい1塁コーチャーボックスから「ミットに当たったからフェアーだ」と大声。審判もジャッジをせずに協議に入る。私も「あのバウンドはミットに当たらないとならない」なんて、審判に喰らい付く。
 私の後ろで、いび川T島監督は小声で「ファールファール」ってつぶやいている。

 仲良しで遠慮してくれているのに、こちらはなりふり構わずに抗議している。試合後ごめんねって会話がありました。
 結果は・・・「ファール!ミットに当たったけどファールゾーンでした」ってことで、打ち直し。
 いび川投手は見違えるほど成長していて苦戦した。

 ここで、汚い話をひとつ。
 いび川さんとの合同練習したときに芯を外すバント練習をかなりした。そのときにいび川選手に指導したのは私だった。いび川さんはその後も特訓を重ね、バントが武器のチームになった。
 実は、あのバントがちょっと嫌で、バントされて負けたら悔いが残るため、試合前のノックでこれでもかとバント処理ばかりした。T島監督の性格上、「これでもバントするか!」と見せれば絶対バントはしてこないだろうとバント処理ばかりしところ、やはりバントをしてくる選手はいなかった。助かった・・・

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 監督も素直で優しいのですが、後にいるAコーチも優しすぎてクリーンなソフトボールです。

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 でも、両監督ともに、原クラブ監督に指導を仰いでいるので、対戦できたことでT監督に恩返しが出来たのかもしれない。

 準々決勝、準決勝の模様は後日アップします。
 

もっとメジャー競技に

 春の優勝と夏の準優勝で、かなり地方のテレビ、新聞等に出させてもらった。
 勧誘に行ったときに知らない人もいたが、チームのことを知っている人も増えたと思う。

 それなのに、クラブ員が増えないのはソフトボールはまだマイナー競技なのか?
 男子の野球も良いが、女子ソフトも親子で満喫できるのに・・・

 その良さを広めれば普及に繋がると思う。
 それをするには、大きな組織が動いてくれないと難しいと思う。

 有名な方が、ソフトボール教室をされているが、経験者やチームに指導するのではなく、未経験の子供を対象に
学校や地域スポーツクラブを行脚してソフトボール人口を増やして欲しい。

 非常に前置きが長くなったのですが、昨日ソフトボールマガジンが発売されました。
 その中には、夏の全日本の記事も載っています。

 購読していない(指導者はするべき)私としては、どうしても欲しい。
 春のときは、予約をしたのだが、やはり準優勝ではもうひとつ乗り気でなかった。

 そこで、今日近所の書店に寄ったら、
 「2冊入荷しましたが、先ほど電話がありお取り置きをされています」
 「ほっとして、その人はN澤さんかO田さん?」って聞いたところ
 「お答えできません」冷たいお言葉。

 そうだ、「O田ですが、お取り置きしていただいたソフトボールマガジン取りに来ました」って言えば売ってもらえたのに・・・あとの祭り。

 そこから伊勢市、松阪市、津市の書店をかなり廻りましたがどこもソフトボールマガジンはいつも入れていませんとのこと。結局どこにも無かったので、見ることは出来ない。

 マガジンは、発刊元に注文すれば買えるから良いが、ここまで探して店頭に置いていないのは寂しい限りでした。

秋風とともに

 久々の更新です。

 秋風とともに、岩手での激闘を終えた子供たちは、さわやかに練習を開始しました。

 5年生はやる気満々です。
 6年生は中学生と合同練習させていただきました。
 9月4日5日の三重県選手権が終わるまでは、小学生モードでいてもらわなくてはなりません。

 無理難題であることも十二分に理解はしています。
 
  そこで、あの花巻での決勝戦のような目つきが復活してくれることを期待して。県下の強豪度会中学校に無理をお願いして、試合をさせていただきました。
 惨敗しましたが、もう一度練習して勝負したいと闘志に火がついたようです。
 


 6年生が抜ければ12人と寂しいクラブ員です。

 一度チームは解体する気で新チームは挑もうと思います。
 
 再び全国の舞台で、指導者、選手、保護者が一体となって涙する日を夢見て。

知名度

 春の全国から夏の全国までに、新しく入団してくれた子は4年生独りだけ。

 連日、勧誘行脚をしている。

 今日も、コーチ達と10件以上まわる。

 が、「UKIUKIスピード」の名前どころか、伊勢市に女子ソフトボールチームがあることすら知らない。

 知っているのは3件だけ。


 チーム結成当初は中学校区でスタート。このときもかなり勧誘にまわった。
 6年生10人のうち、当初からいるのは投手遊撃手を交代で守っている10と18に捕手の27だけ。

 あとの6年生7人のうち6人が勧誘で1人だけ学校のチラシで来てくれた。
 5年生も、7人中勧誘が半分程度。

 いつかは、勧誘無しで選手がこぞってきて欲しい。
 いつまで経っても入団してくれた選手の父兄には大きな顔が出来ない。

 まあ、それで指導者は勘違いしなくてすむのかも?

勝敗を決する運命の攻防

 今日の、高校野球で仙台育英対宮崎延岡の試合をテレビで見ていて、あの決勝戦のシーンを思い出した。

 運命の6回の攻防です。
 悔しくて、画像を載せられませんでしたが、ちょっとほとぼりが覚めたので載せてみます。

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 そういえばチャンスも何度かあった。

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 苦しいピンチも凌いできた。

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 センターに抜けるかというヒット性のあたりや

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 真後ろに飛んだセンターフライもしっかり守った。

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 打球を殺した絶妙のセフティーも難なく捌かれた。

 こうやって考えるとお互い守備力は凄かった。
 ピンチの凌ぎあいで、精神的にもギリギリの状態だった。

 そして、魔の6回

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 3塁打。無死3塁。後でUN1のお父さんも喜んでいる。

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 これが運命のバント。
 ベンチで、N監督は表情一つ変えていない。どう思ったのか?余裕?
 この選手はチーム一のバントセンス。しかし、誰もが緊張する場面。打球はきつく三塁手の前に・・・

 ここからのプレイでは、タラレバの連発。
 敗軍の将兵を語らず

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 無得点で迎えた、6回裏の先頭打者が3塁ゴロ。
 ああっ!ななんと、2回目のバウンドは大きく弾んでイレギュラーヒット。

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 監督も必死に戦ってくれていた。

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 これが相手4番打者に打たれた。右中間。
 しかし、今でもこの画像は見たくないのに、当日この写真を撮っていたのはウチの奥さん。打たれたのはその娘。
 プロのカメラマンが、危ない状況でもファインダーを覗いているのと同じ感覚なのか?

 これが運命の6回の攻防でした。

ソフトボールキャンプ

 今日は、岐阜県揖斐川であるソフトボールキャンプに個人的に出かけます。

 チームは休みで、始動は21日からです。

 個人でしか参加できないのですが、熊野バッテリーキャンプとかこんなセミナーがあるときは参加したいし、チームの選手も情報は与えるんでどんどん参加して欲しいと思っています。

 色んな選手が集まってきているし、夜は合宿所に泊まるんで他の選手と交流が出来き、自己啓発に繋がると思います。

 私は、とにかくソフトボール指導暦が3年しかないので、いつもこんな場で投手指導を中心に勉強しに行ってます。

 今回は、元日本代表の増渕まり子さんが投手を指導される予定ですので、楽しみにしています。
 また、いび川スイートフィッシュよ大野ジュニアのスタッフとも交流できるので楽しみにしています。

 それでは1泊2日で行ってきます。

新沼スポーツ少年団

 初戦は新沼スポーツ少年団

 豪腕投手がいる。
 5月の掛川では打てなかったが、完全試合に抑えている。

 岩手は雪国。打撃練習など出来ないはず。
 5月から打撃は飛躍的に伸びていると予想。

 しかし、ウチも春の全国が終わってから、6月まではボケボケ状態で5月のGWは底状態だった。

 バットに当たれば勝てると思っていた。というより言い聞かせていた。

 試合開始。
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 噂ではマックス90キロ でも80キロそこそこだろうとタカをくくっていた。
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 噂は本物でした。他の試合も結構観戦したが、球威はナンバー1だったように思う。

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 0-3になって2球待ったが、ストライクを投げ込んでくる。
 最初の緊張感だけで、四球は期待できなさそうだ。
 この選手が放つショートゴロはスピンがかかって、男子の強豪チームでも結構弾いてくれる。
 これはバウンドも難しいから前に弾いてくれると思ったが、難なくショートは捌く。

 「お~っ、ショートには打ってもエラーは無いな」
 と思っていたら、内野ゴロを三遊間はきちんと捌いて初回は0

 その後も、叩き付けた二遊間の難しい打球をセカンドが好捕。
 失礼だが、守備はそんなにと思っていたが、なんのなんの。内野手はレベルが高い。

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 3回まで抑えられていて、焦りが出始めたとき、
 大会前から絶好調だったメイちゃんが内野安打で出塁して、かき回して3塁まで到達。

 無難に叩いて先制点を奪う。

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 その後、2死2,3塁となって二遊間に鋭い打球を放って2点追加だと思ったら、セカンドが逆シングルで飛びついて好捕してそのまま一塁アウト。セカンドの選手は素晴らしい。しかも捕ったのは難しいハーフバウンド。
 1点しか取れなかった。

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 次の回から、初戦の重荷が取れたのかノビノビとプレイしていた。
 ずっと練習していた、一塁線のセフティーもきれいに決まる。

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 試合巧者ぶりはウチのほうが勝っているので、かき回すことが出来た時点で勝負はあった。

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 球威が若干落ちた投手からは長打も連発した。

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 新沼さんをはじめ、藤沢さんや観戦に見えていた奥玉さんなど岩手の方はいい人ばかりでした。

 新沼監督やコーチとも仲良く話させていただいたので、偉そうにあえて言うなら、投手力は素晴らしい。どうやったら毎年こんな投手を育てられるか教えて欲しい。しかし、写真の走塁でもそうだったが、ちょっとプレイが軽いような気がした。試合相手や、試合慣れもあるのだと思うが、走者が出てもあれっと言う場面があったように思う。
 ディフェンスのレベルが高いチームに通用する状況判断が出来れば、全国トップクラスになるチームだと思った。

 勝ててホッとしたのだが、最後にジャッジであれっと選手が思ってしまったことが、後味が悪い感じになってしまった。
 

平成22年度全日本最終戦

 とにかく凄まじい気力のぶつかり合いでした。

 小学生の女の子がここまで集中力を発揮できたことに感激し、UKIUKI、ビッキーズ両選手の表情を見ているだけで震えが止まりませんでした。

 この決勝戦までのビッキーズの戦いをずっと追っていたが、一戦ごとにその強さは増してきて、攻守走ともにハイレベルであると感じていた。
 正直、ひまわり戦を横目でちょっと見たが、ビッキーズとだけはしたくないと感じていた。それ程完成度が高かった。今年の1月、5月と試合させていただいたが、違うチームのようだった。

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 さて、N監督に頬をなでられながら「とうとうできるね。凄いゲームをしようね」と声をかけられ、気合が入り気持ちにスイッチが入った。

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 一人ひとり名前を呼ばれて、声だけは負けないと大声で「頑張りま~す!」

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 さあ、試合開始!
 ビッキーズがいつも後攻を選んでいるので、先攻を選んでいるが後攻にしようか悩んだ。しかし、あまりいつもと違うことはやめようと先攻を取る。

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 この投手は、精密機械のようだ。
 アウトコースの制球は抜群。淡々と投げ込んでくる。

 今だから言えるが、UN18、27、25の3人はアウトコースが大好きで、左打線は苦手にしていた。
 打順を組み替えるか悩んで結局替えなかった。これが、ウイークポイントとなる。
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 試合をちらっと見ていたらアウトコース真っ直ぐばかりだと思っていたらとんでもなかった。
 きっと先週のびわこオープンや、勝負が決まってからの今大会では偵察隊に隠していたではないか。
 この膝元から沈む球は素晴らしい。

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 ここまで崩されるチェンジアップを持っていた。見たことが無かったのに・・・
 初回から、アウトコースの真っ直ぐ、ドロップ、チェンジアップに翻弄される。これは簡単に点は取れない。

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 今大会投打に調子が上がらない。
 決勝戦の先発はギリギリまで迷った。

 春に準々決勝から投げていて大舞台を経験していることで先発に起用。
 我が娘であるが、本番に強いようである。それまでとは見違えるようなピッチングだった。
 得意のドロップと2種類のチェンジアップとライズが思うように決まる。

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 守備も盛り立てる。
 リズムが良く、ビッキーズ打線が術中にはまっているのがわかった。

 やはり、守備力は絶対的に必要だった。
 ウチの守備陣に惚れ惚れした。

 難しい当りを難なく捌く内野陣。どんなフライでも地面に落とさない外野陣。
 これは、練習を頑張ったのと集中力のおかげ。胸が熱くなった。

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 大きなポイント。
 2回。先頭のUN27のときに4番打者でちょっと意識したか、投手はギリギリをつくも球審はボールのコール。打者は、打つ気満々で待てのサイン。
 ホントのギリギリを「遠い!」と打者が叫んで四球を選ぶ。

 よし!ノーアウト1塁。
 そして、今大会絶好調の5番6番打者。

 6番打者のUN25はアウトコースを右中間の最深部まで持っていく力がある。送るか?叩くか?

 初球ボール。これで色気が出てしまう。きっと私に色気を出させるために相手バッテリーはボールから入ったのかも?
 「次走ってくるで」監督から捕手に指示が出る。これはチャンスと待てのサインを出して、一塁コーチボックスからランナーに耳打ちをする。打者にはいつも触っている場所と違う場所を触ってサインを出す。
 外にウエスト。「よし!」2ボールになって更に色気が出る。
 相手投手は、本来は精密機械。唯一置きにくるチャンス。打たそうかって思った一方で、四球にならないかなあなんて思ってしまい待てのサイン。弱気が出た。
 アウトコースの出し入れで2-3となる。

 そしてランエンドヒットのサインを出す。
 当然のように読まれており、インコースにドロップを投げられ三振ゲッツー。
 次打者のUN25はヒットを放つ。送りか、0-2から叩かせるべきだった。

 最悪の采配だった。

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 下位打線は調子が良かったが、正面や相手守備陣の好捕もありヒットは出ない。
 こう着状態が続く。

 お互い守備が良いので緊迫感で胸が苦しくなってくる。
 雰囲気を伝えられないが、お互い凄まじい集中力。
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 6回表 願っても無いチャンスが。
 勝敗の鍵を握るプレーがあった。

 先頭の1番打者が、高速のゴロで右中間を破って三塁打とする。

 無死三塁。これ以上無い絶好のチャンス。
 6回だから先制点を取れば相手は焦るはず。

 ここで、打者は2番打者。ランナーは非常にうまいから、叩けのサイン。
 初球、アウトコースいっぱいで高さはベルト付近を見逃す。

 これではアウトコースは打てない。次も見逃して三振の可能性もある。
 次打者は、三番打者。焦ってしまうかもしれない。なんとしてもこの選手で得点したい。

 次のサインは、セフティースクイズ。
 走者はスタートを切って、良いところに転がったらそのまま突入。打球が転がりすぎたり、捕手前や投手前なら本塁に行くぞと見せかけて儀投をさせてオールセーフにさせる。というサイン。

 投手は当然のようにアウトコース。バントはし易い。
 ただ、三塁手はアウトコースだから三塁前だと読んでいる。

 案の定三塁手の前にボールは転がる。
 判断の良いランナーは、三塁手をかまいながら時間を作らす。

 三塁手は、チラッとランナーを見て一塁に儀投。それは当然想定済みで引っかからない。
 三塁手もランナーが引っかからないのは分かっていて、振り向きもせずに一塁方向にステップ。

 また儀投!

 ランナーは、最初本塁に行く気が無かったのに、三塁手がランナーに本塁に行く気にさせるための囮のプレー。

 頭が真っ白になった。そこに打者走者が二塁に向かって走って行きダブルプレー。

 ああっ!

 もし、一度目の儀投で、ランナーが本塁に突入していたら、セーフだったはず。
 ビッキーズ三塁手は、そこまで考えていたのだ。

 超スーパープレーだっ!

 2死ランナーなしで3番打者はレフト前にクリーンヒット。監督が中軸を信用していない。
 これも采配ミス。

 そして、迎えた6回裏。
 この回が始まるときに、継投するかが頭をよぎった。
 UN10が握力が無くなってきたように制球力が無くなってきた。

 打順は、2番打者から。
 4番打者がドロップを打ちあぐねていたので続投にする。

 先頭の2番打者は普通の三塁ゴロ。
 あっ!打球が大きく弾むイレギュラーヒット。

 いや~な雰囲気で今大会岸和田戦と宇和島戦で特大のセンターオーバーを放っている3番打者。
 2-3から粘られて四球。無死1,2塁で4番打者。

 ドロップが苦手と分かっていながら、初球にアウトコースギリギリの真っ直ぐを投げさす。
 リーチが長い打者はそれを難なく右中間に運ぶ。

 これで、ジ・エンドでした。

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 この涙は、素晴らしい涙でした。

 選手に大声で、「君達は素晴らしい!凄い!ありがとう!」と泣きながら叫んでいました。

 試合後、相手監督からも、「こんな試合は覚えが無い。凄い試合だったね」と声を掛けていただき、力が抜けました。

 点差こそ4-0であったが、素晴らしい試合だったと思う。
 選手には勝たせてあげたかったが、つきなみだけど神様が次の挑戦権を与えてくれたのだと思う。


 ひとつのほころびも許されない。


 その中で6回までほころびが無かった両チーム選手。

 手前味噌かもしれないが、小学生女子でここまでの試合が出来たこと。それも全国の決勝戦で。

 ここまで頑張った選手に感謝します。
 この子達のこの試合での心の成長は計り知れない。

 普通の小学生では体験できない。集中力とともに強い心を手に入れたはずだ。

 ソフトボール競技は素晴らしいと改めて感じた。

 
 しかし嬉しい反面、ちょっと悔しい・・・・

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 全国2位です。胸を張っていいんだよ。

初戦突破

新沼投手は素晴らしくて三回まで打てませんでした。不振だったUN25と29が目の覚める三塁打を打って勝負をつけました。
スコア 11-1でした。

各監督の気合い

いつもお馴染みの監督さん達とお会い出来て挨拶を交わす事が出来た。でも交流試合とかで交わす話とは何処か違っているし表情も引き締まっている。いよいよ本番モード突入です。

東北自動車道

到着予定は12時半です。バス 飛行機 マイクロ 移動も思ったより疲れます。グラウンドに着いて雰囲気慣れだけしておこうと思います。子供達は爆睡です。早く到着したチームは練習してますが焦っても仕方無いですよね。

いざ!花巻へ

 明朝4時に出発します。

 気負わずに普段着ソフトをしてきます。

 勝負にはこだわります。



 が、実力を出し切れれば悔いはありません。いや、実力を出し切れれば負けるはずが無いと心底思って挑みます。

 人生のクライマックスだと思えるほど、最高の夏にしたいと思います。



 気持ちよくブログを再開します。


 期待してください。



 応援してください。


 行ってまいります。

最後の練習は普段着で

 どうやら、私自身が、びわこオープンで田井ブレイクスさんに敗戦して、肩の荷が下りた様な感じです。

 今考えても、田井の監督さんたちがおっしゃっていた大金星でも番狂わせでもありません。負けるべくして負けたって感じです。

 それが今まで力以上に評価していただいたプレッシャーから開放された気分になって、ノビノビと試合ができそうです。

 今日は、岩手までの最後の練習。
 子供たちは、笑って楽しく過ごしていました。

 この表情で、最後の夏を楽しませてあげたい。
 
 小学生の女の子にプレッシャーを与えることは必要ありません。
 しかし、この大会を目標に春から頑張ってきたのも事実です。

 緊張感は必要です。集中力も必要です。勝たなければならないという閉塞感は捨ててよいです。

 采配も悩まずに思い切って振るいたいと思います。

 

びわこオープン総集

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 これだけ集まると圧倒されます。
 2年前カルチャーショックを受けたのを思い出しました。

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 富山県のダイヤモンドキッズ主将の宣誓は素晴らしかった。引き締まった素晴らしい宣誓でした。

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 初戦の刑部小鳩さん。いるんです、大阪には。球威、コントロールも抜群でヒットらしいヒットは序盤出ませんでした。

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 初日は1試合だけだったので、伴谷さんに練習試合に出向きました。
 この投手もビックリ。5年生とは思えない剛速球。やはり大阪。東大阪ドリームファイターズさん。
 泉佐野投手を一回り小さくしただけで、球威は遜色ありません。

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 全日本滋賀県代表の伴谷ファイターズさん。
 超大型バッテリーです。
 殆どが6年生で、パワフルなチームでした。

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 2日目初戦はチーム徳島さん。
 6年生がいないチームで、試合後に挨拶に伺ったら加茂エンジェルスさんだった。
 指導者が素晴らしいので来年はかなり強くなると思う。
 一昨年に加茂エンジェルスさんとい対戦して相手投手に度肝を抜かれたのを覚えている。

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 加古川ドリームスさん。
 前の試合では、遊撃手が投手をしていた。守備を固めてきたのかも?
 全国でお互い勝ち進めばベスト16で再戦できる。揖斐川は白岡さんに勝てば対戦する。白熱した戦いになりそう。この大型捕手は素晴らしかった。

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 良いグラウンドです。しかし、非常に目の細かい黒土であるため、ボールが滑る。
 きっと、ここで全国大会が開催されていたときもこの土がいたずらをして、ドラマを生んだのかもしれない。

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 予選リーグを1位で通過して、決勝トーナメントの抽選があった。
 ルーキーのかりんちゃんが、ウチのカリンのクジを気にしてくれている。

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 決勝トーナメント1回戦は、大阪田井ブレイクス。
 大型投手で、指に引っかかったときには、80キロ中盤あたりのスピードが出ていると思う。
 この試合は、細かい作戦を多用してあまり普通には打たせなかった。これが失敗した。
 徹底的に叩きとバントをしてみたが、相手投手の球威があって、小細工は難しかったようだ。

 策に溺れた敗戦だった。打撃が縮こまってしまったようだ。
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 田井さんの選手はウチとは違って思い切って振ってくる。しかも一振りの気迫がこちらのベンチにまで伝わってきた。

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 最終回も1点差で、2死2塁3塁で、小細工に走って失敗。
 今日のナイターでこの子は速球をかなり打っていた。あの場面では三振でもいいからと思い切って打たせるべきだった。
 監督が、勉強になった敗戦だった。

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 決勝戦まで残って観戦した。
 この試合でもルーキーさんの気迫勝ち。

 気迫のこもったプレーがエラーを誘うような当りが出る。
 守備もリズムが良かった。
 強いと思わせるような戦いぶりだった。おめでとうございました。

 岩手に繋がる悔しさも体験したし、楽しい3日間でした。


びわこオープンジュニアを終えて

 画像は、後ほどアップするが、びわこオープンで3日間戦った結果は下記のとおり。

 予選リーグ
 刑部小鳩0-9UKIUKI
 チーム徳島0-20UKIUKI
 加古川ドリームス0-13UKIUKI

 決勝トーナメント準々決勝
 田井ブレイクス4-3UKIUKI

 田井ブレイクスさんは投手をはじめ、あの集中力は素晴らしかった。

 スタッフ、選手が一丸となって束になって襲ってきた。
 それに対してウチは無防備だった。

 非常に勉強になる相手と対戦できたことは来週に繋がる。

 挑戦する気持ちをもって、初戦の新沼戦はウチが束になって襲いかかりたい。