タラレバ
野球やソフトボールは確率を高めていって、そこを的中させて成功させるものだと思っています。
当然、技術も含めての確率なのですが・・・
その結果、タラレバのオンパレードとなって、悔やんでも悔やみきれないことが多々あります。
『勝利を求めるための確率』
今大会はくじを引いてから、とにかくライバルの大東ウイナーズに勝ちたいという気持ちで7月からの1か月間試合に勝つためだけの戦法を考えてきました。その結果、水物の打撃より確率のプッシュバントを選択しました。ランナーが出ればバントの構えをして、ショートかセカンドの動きを見てそこに転がすという作戦でした。
当然ランナーは、野手に走ったと思わせるような離塁をするか、本当にエンドランを仕掛けることになるのです。その作戦については、選手たちでも成功する確率が高いのであればその作戦を実行したいという気持ちがありました。昨年からずっと全日本大会に自力で出場できないもどかしさから、試合に勝つ練習はほとんどしてきませんでした。毎回ゴロ取り、フライ、打撃フォームの徹底など高校に進学してから通用するための基本練習の繰り返しをしてきました。その結果、大東さんをはじめとする強豪チームには勝つことが出来なくなってきました。
「勝つ確率」を上げるために、「ランナーに出塁する確率」「相手打者を打ち取る確率」「ピンチを凌ぐ確率」「得点する確率」等を考えるようになったのは、7月になってからでした。
基本練習は全くせずにあくる日も攻撃面では「プッシュバント」「バスター」「叩き」を中心にランナーを2死からタイムリーを打つために精神的に優位になるようなメンタルに重きを置いての打撃練習。守備面では無死または1死1,3塁、タイブレイク、絶体絶命時でのピックオフ、満塁で0-3のカウントにしてから打ち取る練習等を重ねてきました。その結果、大東戦ではその成果が出て勝利することが出来ました。しかし、若干くどいくらいせこいソフトをして観ている人に汚いソフトボールだと思われたかもしれません。
さて、その確率の話で、大東さんに勝利して、ホッとしているところに待ち受けたのが神村学園さんでした。
テンションを上げようと思っても、大東戦のようなテンションを上げることが出来ません。
この試合が大勝負だと分かっていても、こみあげてくるものが無いのです。
春の東海大会でトリプルさんに勝った後もこんな感じでした。
しかし、三年生にとって最後の夏なんです。テンションを上げなければなりません。
結局テンションが上がらないまま試合に入ってしまいました。
これでは「勝つ確率」はグッと下がってしまったはずです。
そして取られた点もその準備してきたはずのことが出来ずに簡単に取られた得点でした。
さあ、最終回。
三連打とエンドランで同点となってなおも無死1,3塁。
ここで、監督の采配の妙です。
みなさんならどうされるでしょう。
ぐるぐると頭を色んなことが駆け巡りました。
きっと1点取れば勝てることができる。そこで、
1塁ランナーを走らせて、2,3塁にしてエンドランを仕掛けて本塁でアウトになっても1死1、3塁でもう一度エンドランが出来る。しかし、2,3塁になると満塁策を取られて、次打者は小技が苦手な打者。しかも初球にストライクを取られると、1ストライクからだと仕掛けるタイミングが難しい。
汚い監督ですが・・・
1塁ランナーに大声で、「捕手は肩が良いから投げてくるから全力で2塁に盗塁をしろ」と声かけてから捕手を見ると外してきそうな気配が全くない。そこで迷わずプッシュバントエンドランのサインを出しました。
ここで、3塁ランナーはキャプテンで走塁も上手です。
私の中での確率は100%でした。
投手はたぶん盗塁をしてくると読んでストライクを投げてきました。
この時点で作戦は成功です。
打者もかなり練習してきましたから自信満々でプッシュバント。打球も死んで成功だと「やった」と心の中で叫びました」
ここで計算間違いがひとつ。この打者はプッシュバントをセカンド側にするのが得意なのです。この時もセカンド前に上手なプッシュバントをしました。プッシュバントですからセカンドが取れば余裕でセーフになります。
しかし、神村学園さんはファーストが左利きでした。
グラブをいっぱいに伸ばしてこの打球を処理しました。そして、投げてこないだろうと思っていたらホームに送球してきて際どいタイミングで「アウト」のコールが響きました。
ここで、フィルダースチョイスならなおも無死1,3塁、微妙なタイミングだったから違う方が球審だったら等とタラレバのオンパレードが次から次に出てきます。
この采配に自問自答すればするほど、頭の中は「タラレバ」で悔やんでも悔やみきれないのです。
勝てば官軍負ければ・・・という世界ですが、野球やソフトボールは非情なスポーツであると心から思った試合でした。
タラレバを理由に単なる私の愚痴でした。
当然、技術も含めての確率なのですが・・・
その結果、タラレバのオンパレードとなって、悔やんでも悔やみきれないことが多々あります。
『勝利を求めるための確率』
今大会はくじを引いてから、とにかくライバルの大東ウイナーズに勝ちたいという気持ちで7月からの1か月間試合に勝つためだけの戦法を考えてきました。その結果、水物の打撃より確率のプッシュバントを選択しました。ランナーが出ればバントの構えをして、ショートかセカンドの動きを見てそこに転がすという作戦でした。
当然ランナーは、野手に走ったと思わせるような離塁をするか、本当にエンドランを仕掛けることになるのです。その作戦については、選手たちでも成功する確率が高いのであればその作戦を実行したいという気持ちがありました。昨年からずっと全日本大会に自力で出場できないもどかしさから、試合に勝つ練習はほとんどしてきませんでした。毎回ゴロ取り、フライ、打撃フォームの徹底など高校に進学してから通用するための基本練習の繰り返しをしてきました。その結果、大東さんをはじめとする強豪チームには勝つことが出来なくなってきました。
「勝つ確率」を上げるために、「ランナーに出塁する確率」「相手打者を打ち取る確率」「ピンチを凌ぐ確率」「得点する確率」等を考えるようになったのは、7月になってからでした。
基本練習は全くせずにあくる日も攻撃面では「プッシュバント」「バスター」「叩き」を中心にランナーを2死からタイムリーを打つために精神的に優位になるようなメンタルに重きを置いての打撃練習。守備面では無死または1死1,3塁、タイブレイク、絶体絶命時でのピックオフ、満塁で0-3のカウントにしてから打ち取る練習等を重ねてきました。その結果、大東戦ではその成果が出て勝利することが出来ました。しかし、若干くどいくらいせこいソフトをして観ている人に汚いソフトボールだと思われたかもしれません。
さて、その確率の話で、大東さんに勝利して、ホッとしているところに待ち受けたのが神村学園さんでした。
テンションを上げようと思っても、大東戦のようなテンションを上げることが出来ません。
この試合が大勝負だと分かっていても、こみあげてくるものが無いのです。
春の東海大会でトリプルさんに勝った後もこんな感じでした。
しかし、三年生にとって最後の夏なんです。テンションを上げなければなりません。
結局テンションが上がらないまま試合に入ってしまいました。
これでは「勝つ確率」はグッと下がってしまったはずです。
そして取られた点もその準備してきたはずのことが出来ずに簡単に取られた得点でした。
さあ、最終回。
三連打とエンドランで同点となってなおも無死1,3塁。
ここで、監督の采配の妙です。
みなさんならどうされるでしょう。
ぐるぐると頭を色んなことが駆け巡りました。
きっと1点取れば勝てることができる。そこで、
1塁ランナーを走らせて、2,3塁にしてエンドランを仕掛けて本塁でアウトになっても1死1、3塁でもう一度エンドランが出来る。しかし、2,3塁になると満塁策を取られて、次打者は小技が苦手な打者。しかも初球にストライクを取られると、1ストライクからだと仕掛けるタイミングが難しい。
汚い監督ですが・・・
1塁ランナーに大声で、「捕手は肩が良いから投げてくるから全力で2塁に盗塁をしろ」と声かけてから捕手を見ると外してきそうな気配が全くない。そこで迷わずプッシュバントエンドランのサインを出しました。
ここで、3塁ランナーはキャプテンで走塁も上手です。
私の中での確率は100%でした。
投手はたぶん盗塁をしてくると読んでストライクを投げてきました。
この時点で作戦は成功です。
打者もかなり練習してきましたから自信満々でプッシュバント。打球も死んで成功だと「やった」と心の中で叫びました」
ここで計算間違いがひとつ。この打者はプッシュバントをセカンド側にするのが得意なのです。この時もセカンド前に上手なプッシュバントをしました。プッシュバントですからセカンドが取れば余裕でセーフになります。
しかし、神村学園さんはファーストが左利きでした。
グラブをいっぱいに伸ばしてこの打球を処理しました。そして、投げてこないだろうと思っていたらホームに送球してきて際どいタイミングで「アウト」のコールが響きました。
ここで、フィルダースチョイスならなおも無死1,3塁、微妙なタイミングだったから違う方が球審だったら等とタラレバのオンパレードが次から次に出てきます。
この采配に自問自答すればするほど、頭の中は「タラレバ」で悔やんでも悔やみきれないのです。
勝てば官軍負ければ・・・という世界ですが、野球やソフトボールは非情なスポーツであると心から思った試合でした。
タラレバを理由に単なる私の愚痴でした。
スポンサーサイト
この記事へのコメント
NARUMI #30 : 2013/08/31 (土) 22:29:20
『タラレバ』、素晴らしいじゃないですか!
自チームの選手の力を良く把握していないと出来ない事ばかり。
0-3からストライクを投げられなければ、3ボールに出来ません。
足の速さと走塁のセンスを信頼してなければ、これも出来ません。
叩くのかオールセーフの打撃をするのか、相手投手とその打者との力関係やスイングの相性もあるでしょう。
ましてや普段の打撃の形と仕上がり具合、当日の体調とその子のメンタル具合。
ベンチにいると一般論やセオリーは無意味と思える時があります。
結局、選手の力を一番知っているのは監督です。
その時々の選手の力を最大限に引き出す可能性を考えてあげられタラ、結果なんて時の運にお任せでいけませんか。
大会ですから勝つ事が目的です。
それに向けて子供達も最大限の努力をして、ベンチも最大限の工夫をした。
人に出来るのはそこまでです。
♪♪神様も時にゃ三振、エラもする♪♪という『野球小僧』という歌をプレゼントしますね。
RD30 : 2013/09/01 (日) 17:57:45
今回は対戦出来ず残念でした(^ ^)
いつか是非対戦したいですね(^ ^)
お互いソフトボール繁栄の為に頑張りましょう^_−☆
頑張れ伊勢ゴールデン^_−☆