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策士策に溺れる

 策士策に溺れるという諺があります。

 自分の作戦に酔いしれてしまうのでしょう。

 動き回るのは良いのですが、選手がそれについて来れなくては話しになりません。
 選手との信頼関係も必要ですし、その作戦が明確であれば良いですが、だんだんとキメ細やかさが無くなって、根拠が無いのに動いてしまうことがあるかもです。


 さて、私は策士ではないのですが、昨日ブログを更新中に駆け引きとか考えていたら、どうしてもあの場面が頭をよぎります。そう、昨夏の決勝戦を・・・

 あの時の精神状態を考えると、試合前に「春を制して夏も最後まできたんだなあ~」なんて感慨ふけっており、どうしても勝って優勝したいという気持ちが薄れてしまっていました。

 そしていつもならもっと動くところが、攻めも淡白になってしまい、ただ、選手に打て打てと言っているだけでした。
 ビッキーズ監督が精力的に選手に指示を送っている姿を見て、はっとして、4回くらいから相手のベンチを観察し、投手の表情や捕手のしぐさをチェックしはじめました。これが、いけなかった。

 妙に配球を気にしすぎてしまい、相手の得意球のアウトコースいっぱいを狙わせたり、初球から積極的に打たせたりいつもと違う行動に出てしまいました。

 さらに、普段は3塁コーチをしているのに、3塁ベンチにいる相手監督の表情を見たいがために1塁コーチに入り、普段かけている透明のメガネも目線がわからないようにミラー付きのサングラスに変更しました。

 3塁コーチにいたらあの偽投によるアウトは無かったかもしれないし、打者走者に指示できずダブルプレイも無かったかもしれない。

 たらればはダメですが、明らかに失敗している私がいたため、この試合の勝利の女神を引き離してしまったのです。
 作戦は、思い付きではなくしっかりとした裏づけがあってこそ成功するのだと改めて昨日思いつきました。

 引き出しを多く持ちたい。しかし、その裏づけとなる経験則が足りない。その未熟な経験でベテラン監督に挑むには、ワンプレイで多くのことを考え、失敗して覚えていくことだと考えます。

 策士になるにはまだ時間がかかりそうですが、いつか策士となり、策に溺れないような将になりたいと思います。
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